【オンライン読書会】「ある昭和史 自分史の試み(色川大吉)」&オタカラ自分史共有 7月31日、8月1日/参加無料

ご一緒に、自分史の原点を学びませんか。

「自分史」という言葉が広く使われるようになったのは、歴史家・色川大吉氏が戦後30年目に『ある昭和史 – 自分史の試み』(1975年、中央公論社)を出版したのが起点だったといわれています。
色川氏は、戦時中の学徒出陣の経験を経て、戦後は日本近代史、民衆思想史の学究の道を進まれました。

「自分史」という概念は、民衆の視点としての個人の歴史に目を向けた時代背景や必然が生み出したものかもしれません。
それから45年が過ぎ、「自分史」の持つ意味もその後の社会背景によって変遷を遂げてきているでしょう。

今回の読書会は、
今の自分史の位置づけを「自分史の原点」と対比
して理解する機会にしたいと考えています。

そして、今回もご参加されるのは自分史に関心を持っている方々です。
ご自身が執筆したりお手伝いをされた自分史や、
お読みになって参考になった自分史を、
同書に書かれている知見や事例と対比・再評価される方もいらっしゃるでしょう。
色川氏が語る自分史と同じである必要はありません。
「自分史」に何かしらの決まりがあるわけではないでしょう。
いろいろな自分史を参加者同士で共有する時間ももちたいと思います。

開催日時

7月31日(金) 21:00-22:30 +最大30分

8月1日(土) 21:00-22:30 +最大30分

想定は、1時間30分。2時間まで延長の可能性あり。
いずれかの日程を選んでお申し込みください。
両日程可能という場合は、人数調整などの観点で当方でご参加日を決めてご連絡いたします。

開催方法

オンライン/zoom利用

zoomミーティングの仕組みを用いたオンライン講座です。
zoomの利用およびそのための準備については、参加者ご自身でお願いいたします。
参加にあたっては、ご本名とお顔の開示をお願いします。

各位が参加される開催日時決定後に、アクセス先のURLをご連絡します。
なお、カメラとマイクが付いたPCからアクセスされることを前提に、共有画面の資料を準備しております。スマートフォンでは資料が見づらい可能性があります。あらかじめ、ご承知おきください。

参加費: 無料 

書籍の準備は、ご自身でお願いします。

想定参加者数: 各日程 3名以上8名以下

一次締切 6月30日(水) 
最終締切 各日程の前日
ご希望者が想定人数を越える場合は、追加の日程を設定するようにいたします。
7月23日時点で、2日合計で8名のお申込みをいただいています。

受付終了

読書会概要(おおまかな流れ)

気軽なおしゃべりの場として進行いたします。
微に入り細にいり、あるいは、極度に深入りした議論、にならぬように進めます。

1)本の中身を順番におさらいします。

世話人が司会をして、目次に沿って本の内容を概観します。
何が書いてあったかをまとめた資料を見ながら確認をしていきます。
色川氏のその後の著作「”元祖”が語る自分史のすべて」の内容も必要に応じて参照します。
本書は4章からなります。
・庶民生活の五十年 26P
・十五年戦争を生きる 144P 作者の自分史です。
・ある常民の足跡 84P 作者と同時代を生きた庶民の記録
・昭和史の天皇像 105P 「昭和」の代表者
自分史の勉強のための回なので、1-3章を中心に感想やコメントを交換していこうと思います。

サンプル 5月開催の読書会「自分史の書き方(立花隆著)」の際の共有資料。

2)参加者それぞれが学んだことや感想を共有

自分史づくりの参考になると考えた視点・観点や、事例として出てくるいくつかの自分史についての感想などを、参加者おひとりづつに共有していただきます。

他の参加者が気づいた点からも学べることがあるのではないかと思います。

3)ご自身の、あるいは他の方の自分史紹介・共有
 (ご希望される参加者のみ)

この紹介は、ご参加の必須条件ではありません。
「自分史」に関心をお持ちの方が集まる機会なので、オタカラ自分史をお持ちの方がいらっしゃったら、それを紹介しあう時間をとりたいと思います。
参加者ご自身の、あるいはお読みになったか作成をサポートされた自分史を紹介してください(5分程度の想定です)。
話を聞いて読んでみようとおもったときに入手が容易な市販の本も、こういう機会でないとその存在さえ知らない私家版の本も、いずれも歓迎です。
その後、質疑応答・意見交換。

※注記 オンライン読書会の様子は、記録のために世話人が録画をさせていただきます。
オタカラ自分史を紹介された参加者が広く一般にも紹介したいというご要望があれば、読書会終了後に、ご了解の上、ご紹介シーンの動画などを活用した自分史紹介ページを作成いたします。(掲載サイト 「史の本棚 by 自分史カフェ」

事前準備

1.各自、可能な範囲で、「ある昭和史 自分史の試み」を読んできてください。
読み切れなくても、当日最初にどんなことが書かれていたかを振り返る時間を取るのでついていけると思います。
もし余力があって学びを深めたいという場合は、副読本として色川氏の最近の著作「”元祖”が語る自分史のすべて」も読んできてください。


文庫版の紹介/改版 (2010/12/20)


副読本の紹介


2.ほかの参加者に紹介したい自分史を選んで、紹介の準備をしてきてください。(任意)

・どんな筋書き・内容なのか。
・他の方にその本を選んで紹介したポイントは何か。

世話人:  本間浩一(ほんまこういち)

1960年生まれの59歳、平均余命は約25年。 
2013年以来、ワークショップ「自分史カフェ」を開催。
東京・渋谷を中心に、群馬・長野等全国で活動。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.collabo-plan.com/company/consultant/koichi-homma

主催: 自分史活用推進協議会渋谷支部