【オンライン勉強会】「音楽が持つ力と可能性-音楽療法士・平岡雅美さんの実践から振り返る」

音楽は、ときに、人と人、記憶と人とを奥深くつないでくれるものです。

ある知人から、お母さまがお亡くなりになる前の話を聞きました。

なかなか話が噛み合わなくなった母とどのように接するか。

お互いの共通の経験を探した結果、校歌と伝統校らしく親しみ続けられた行進曲を歌う事にしました。忘れかけた歌詞を持って。
それを歌っていると嬉しそうでした。

3週間前、同じように歌っていると、いつものようにゆっくり目を閉じました。眠いのね〜 と。
そのまま永遠の眠りについたようです。

音楽を聴いたり演奏したりすると、
生理的・心理的・社会的な効果が生まれます。

「音楽療法(Music therapy)」は、
認知症の症状の緩和や子どもの発達支援等、
心身の健康の維持・回復・向上を目的として開発されてきました。

自分史活用支援では「ことば」「写真」「画像や映像」を使うことで、
コミュニケーションや表現の効果を引き出す活動が定着しつつあります。

今回は、私たちの人生に欠かせない「音楽」に着目し、
自分史活用支援に「音楽」を活用するどんなアプローチが考えられるのか?
音楽の力を確認し、自分史との可能性を探求したいと思います。

そのためにも、まず、実際の介護や医療の現場で、
音楽が具体的にどのように活用され、どんな効果があるのか学びます。

日本音楽療法学会認定の音楽療法士として実践を積み重ねてきた
平岡雅美さんをお招きします。

勉強会概要

・音楽療法とは…その概要

・現場で出会ったケース紹介

・(参加者のみなさんと)音楽を通しての体験&シェア

開催日時

7月3日(金) 19:00-20:30  +延長最大30分

1時間30分。状況に応じて2時間まで延長の可能性あり。

開催方法

オンライン/zoom利用

zoomミーティングの仕組みを用いたオンライン講座です。
zoomの利用およびそのための準備については、参加者ご自身でお願いいたします。
参加にあたっては、ご本名とお顔の開示をお願いします。

各位が参加される開催日時決定後に、アクセス先のURLをご連絡します。
なお、カメラとマイクが付いたPCからご参加ください。

参加費: 1,000円(税込) 

PC等機器とインターネット/zoomへの接続は、ご自身でご準備ください。

想定参加者数: 最小6名、最大30名程度

締切 7月2日(木)

受付終了

Peatixからも、申し込めます。

話題提供: 平岡雅美(ひらおかまさみ)さん

洗足学園大学音楽学部管楽器(フルート専攻)を卒業後、同校音楽療法士資格取得準備コースにて音楽療法について学ぶ。
フリーランスの音楽療法士として、現在は有料老人ホーム等の高齢者施設(20年)やホスピス・緩和ケア病棟(9年)で日々臨床を重ねている。

2007年より国立音楽大学の音楽療法実習講師として後進の指導にあたる。
2013年より清瀬市ホスピス緩和ケア週間にて「祈りのコンサート」に継続的に出演。
精力的に臨床を重ねる一方、心理学、コーチングなど様々な観点から自己研鑽を継続。

臨床の経験を通じ、今こうしてあるのは多くの方との出逢いの上に成り立っていることを実感。どの様に苦しい、厳しい状況の方であっても『音楽を一つの媒体として交流し、共に悦びを見つけること』を大切に、臨床を続けている。

日本音楽療法学会認定音楽療法士
一般社団法人臨床音楽療法士の会こころのわ 設立メンバー

趣味は登山。

世話人:  本間浩一(ほんまこういち)

1960年生まれの59歳。 
2013年以来、ワークショップ「自分史カフェ」を開催。
東京・渋谷を中心に、群馬・長野等全国で活動。
今春、外出自粛の期間に、平岡さんに自分史活用入門講座に関心をもっていただきました。その機会に逆に「音楽療法士」についていろいろと教えていただきました。
「音楽によるコミュニケーション」「ひとの中での音楽の意味付け」への関心がわきあがり、他にも関心を持たれる方がいらっしゃるだろうと考えて勉強会を企画しました。

世話人について詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.collabo-plan.com/company/consultant/koichi-homma

主催: 自分史活用推進協議会渋谷支部