東京・巣鴨の情景模型の専門店『さかつうギャラリー』。その創業者である情景模型のパイオニア・坂本憲二さんの自伝的社史『私の人生模型屋稼業』が完成しました。
2018年の初めに、2代目坂本直樹さんからギャラリー開店10周年の社史の相談をコラボプランの本間浩一が受け、目的・予算・納期に合わせた本作りのコンサルティングと、自筆原稿へのアドバイスをいたしました。
”はじめに”の最後に「本間浩一氏の多大なるご支援をいただき、本誌出版が現実のものとなりました。」と加えていただいています。
1年かかった制作の終盤、完成前にインタビューをしました。31分の最後の数分(28分45秒から)で、なぜ創業43年のこのタイミングで自伝的社史に取り組んだか、どのようにして可能になったのかが語られます。
昭和22年(1947)・団塊の世代生まれの坂本憲二さんが、銀行員をやめて模型の通販業「サカツウ」を開業したのは昭和52年(1977)。
職場での仕事が順調にこなせるようになったころ、本当に自分がしたいことは何なのかを考える中で子どものころにのめり込んでいた模型作りの楽しさが蘇ってきたそうです。
その後、世の中の景気やご自身の病気などの事情で店舗の業態や取扱商品も変遷していきました。
平成20年(2008)に開店した「さかつうギャラリー」は、模型マニアにとってんの主役である鉄道や自動車ではなく、より多くの人に楽しんでもらう「情景模型」に特化しています。
「さかつうギャラリー」は、情景模型作家も様々な形で応援をしており、店舗では定期的に作品の展示が行われています。