開催
一般社団法人自分史活用推進協議会 2024年4月 自分史活用アドバイザー月例勉強会
オンライン開催(ZOOM)
タイトル
『博物館と自分史 場・機会を活用する』
講師
本間浩一
株式会社コラボプランで、ワークショップ「自分史カフェ」運営
慶應義塾大学附属システムデザイン・マネジメント研究所 研究員
内容
博物館/ミュージアムは、私たちが生きてきた世界から選びに選び抜いたモノを収集し展示しています。その一つ一つのモノに、あるいは博物館が紡ぐストーリーに、私たち一人一人の歴史も接点を持っています。自分史を探究していく過程では、コトバにはならない、あるいは無意識の記憶を発掘することもあるでしょう。博物館をその一助にすることができるかもしれません。
さて、講師が「自分史」への関心を強めたのは約30年前です。その後様々な取り組みをする中で、理由ははっきりせぬまま「博物館」も気になる存在として浮かび上がってきました。個人の歴史と社会の歴史はどのような結びつきをしているのか、そしてそれをどのように受けとめればいいのか、講師が深めてきた個人的な考えの中間報告をいたします。
講義の中では、自分史の活用を広めるために運営しているワークショップ「自分史カフェ」の活動の中から、博物館/ミュージアムと接触があった事例もご紹介します。
<取り上げる活動事例>
- 実習「自分史展覧会」(文教大学/明治大学文学部博物館展示論、2016~2024)
- 「ライフチャート」ワークショップ(長野県茅野市、2023)
- 知覧特攻平和会館オンラインミュージアム見学&談話会(2022)
- 「一枚の自分史」ワークショップ(東京都中央区 区立京橋図書館、2022)
- 「ライフチャート」ワークショップ(神奈川県海老名市、2019)
- 「一枚の自分史」ワークショップ(長野県小諸市 市立小諸図書館、2019)
- 企画展「昭和なくらし、そしてスバル」および関連して開催した自分史ワークショップ (群馬県高崎市 県立歴史博物館、2017~2018)
- 『博物館と自分史 -“モノ”との対話-』ミニ講座(静岡県浜松市 自分史フェスティバルin浜松、2015)
- 「博物館と自分史」セッション(愛知県北名古屋市 昭和日常博物館、2012)
<紹介する博物館の例>
- 葛飾区郷土と天文の博物館(東京都葛飾区)
- 琵琶湖博物館(滋賀県草津市)
- 湯布院昭和館(大分県由布市)
- 国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)
- 江戸東京博物館(東京都墨田区)
- ちひろ美術館・東京(東京都練馬区)
- 企業博物館
- トヨタ博物館(愛知県長久手市)
- スズキ歴史館(静岡県浜松市)
- Honda Collection Hall (モビリティリゾートもてぎ内)(栃木県芳賀郡茂木町)
- 人物記念館
- 手塚治虫記念館(兵庫県宝塚市)
- 石ノ森萬画館(宮城県石巻市)
- 阿久悠記念館(東京都千代田区、明治大学内)
- 戦争に関係した博物館
- あたご歴史資料館(2022年閉館。群馬県前橋市)
- 長岡戦災資料館(新潟県長岡市)
- 予科練平和記念館(茨城県阿見町)
- 等々